2006年04月05日

GEISHA

着物をキーワードに持つと、着物を着た職業に自ずと興味が沸きます。着物を常に着る職業といえば、芸者さん。外国の方が芸者さんについて書いた本を見つけました。

geisha.jpg   

日本に留学して日本文化に興味を持ち三味線を趣味としていた著者は、大学院の論文のテーマに「芸者」を選び、花柳界のレポートをしているうちに、京都は先斗町で芸者としてデビューしてしまいます。原文は英語のようですが非常に読みやすかった。

著者の思い入れと客観性のバランスがよく取れていることと、日本語に精通した著者の文体をさらに翻訳者の方が磨き上げたようで、きれいな日本語だった点も心地よかったです。まるで京菓子のような本でしたよ。

二十年ほど前、1985年発行の書籍なので、21世紀に入った現在では芸者さんの状況は変化していると思いますが、そんな世界があるんだという好奇心は満たされます。

アマゾンで検索したら、まだ売っているようなのでご興味がある方は読んでみてください。裏表紙にはこんな抜粋あり。

妙なことに粋ということは、
現代日本社会の中では散在する小集団内に限られている。
今日、粋ということばは耳にすることすらまれである。
世界の青年文化は日本にもあらわれており、
粋とは正反対の、
かわいらしさ、かっこよさがはやっている。
そうした中で粋を求め続けるため、
なおさらのこと、ありきたりな甘さしか味わっていない若い人たちには
凝った存在に見えるにちがいない。
キャヴィアと同様、粋もまた、
すぐにはわからぬ、大人の味である。


この「粋」という言葉にはとても魅かれるものがあります。
「大人の味」 わかりたいような、わかったら怖いような・・・・・。
複雑な気持ちにさせるところが、魅かれるポイントかもしれません。

posted by たん at 18:41| Comment(0) | TrackBack(0) | おススメの本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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