2006年07月08日

肉筆浮世絵展がお得!(3)

本年度のわたくしの大ヒット展覧会「肉筆浮世絵展」。
この展覧会をより楽しむための小説をご紹介です。

だましゑ歌麿●高橋克彦著 文春文庫 781円

登場人物は、喜多川歌麿、春朗(後の葛飾北斎)、蔦谷重三郎など。
ちょうどこの肉筆浮世絵展の絵が描かれた当初のお江戸が舞台。
もちろん小説なので真実ではないのですが、展示されている絵が描かれた時代の息吹が生き生きと描かれています。

小説を読んでから展覧会をみるのもおつな物ですよ。
何だかはやくも夏風邪をひいてしまい、発熱で動けずこの本を読んでは眠り、目が覚めては読みという数日です。みなさまもどうぞ体調を崩さないようにお気をつけて。
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2006年07月01日

きもの文化検定・公式教本

七月になりましたね。一年も折り返しです。今年の後半はどうなるのでしょうねぇ。とりあえず、梅雨を乗り切らなくちゃね。
さて届きました、きもの文化検定の教則本。


パラパラとみただけでも、基本が網羅されていて面白い。そして、「美しい着物」を作っている出版社だけあって、写真が綺麗で、紹介されている着物も素敵。そして、男性用の着物に関する基礎も掲載されています。

検定を受ける受けないにかかわらず、これは便利な一冊!おススメです。




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2006年05月06日

絵草子でみる着物

こどもの日の新聞記事に面白いものがありました。

国立国会図書館・国際子ども図書館で、絵草子がデジタル化され、インターネットで閲覧できるとのこと。早速アクセスしてみました。

●絵本ギャラリー>江戸絵本とジャポニズム
http://www.kodomo.go.jp/gallery/digi/edoehon/index.html


絵草子で描かれている当時の風俗を見ると、着物が当たり前でない現在の私から見ると、着物姿で、その袖の長さで、日常のさまざまな雑事が行われているのをみると何だかビックリします。

日本国中の全ての人が着物だったので当たり前なのですが、「着物姿でその袖の長さでその作業は、着物ドロドロに汚れるでしょう」などと画面を見ながらツッコミを入れてしまったり・・・。

それにしても全員が着物姿だったときは、帯の結び方などもさまざまなのだと、画面から見て取れて面白かったです。

インターネットということで、ただ閲覧するのではなく、語りと音楽がついています。耳で聞く日本文化というのは、身体の中心にヒットする感じがします。

どうぞ一度ご覧になってくださいませ。
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2006年05月03日

100年経つと

江戸物小説を読み漁っているこの頃ですが、とてもラブリーな小説を二冊ご紹介です。

しゃばけ      ぬしさまへ

身体の弱い大店の若旦那と、彼を守る妖(あやかし=妖怪)たちが事件を解決していくお話です。

日本では器物も100年を経過すると付喪神(つくもがみ)という妖怪になると言われています。このお話にはこの付喪神たちが愛らしいキャラクターとして沢山登場します。

130年物の家に住んでいると、この付喪神の存在については、何だか素直に受け取ることができるんです。古いものに囲まれて暮らしていますから、例えば80年物の器より100年物の器の方が威力あり。付喪神になっていても不思議無し、という感じなのです。

100年のうちには災害などにも一度ならず会うでしょう。そんな時間の経過の中で残る運の良さと、大切にされ捨てられずに壊されずに残るという愛情を掛けられたものは、魂が宿っても不思議じゃない感じがします。

手軽で壊れ難いプラスティック製品は100年以上簡単にもつといいます。自然界でも分解されないし。そのプラスティック製品が100年で妖になったらどうなるんだろう・・・。表情が無いゾンビが大量に出現するのでは・・・。かなりホラー・・・・・。などと子供のような想像をしてしまいました。

着物も100年はもつので、大切にすれば付喪神になるかも。怖いと思うか、面白いと思うかは人それぞれだと思いますが、この妖の伝承は物を大切にする日本人の心なのでしょうね。
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2006年04月17日

一生分の着物の数

気温が上らず肌寒いこの頃。気持ちは春なのでついつい薄着でいるので週末はとうとう発熱。みなさまも体調を崩さぬようにご注意くださいね。土曜日に着物のエッセイをいただき、発熱のお陰で日曜日はゆっくりと本を読む時間ができました。

一生分の着物の数とは、いったい何枚?

きものが欲しい!着物一枚、帯三本という言葉を以前呉服屋さんに教えていただきましたが、この話を更に具体的に説明する記述が頂いたこのエッセイに掲載されていましたので要約抜粋。
礼装ではない袷の着物の場合、雰囲気の違う着物を3枚。
着物一枚につき、帯3本で、計9枚。
帯一本に対して、帯揚げ・帯締めが3組づつ、各27本。

●着物・・・3枚
●帯・・・・9本
●帯揚げ・・27本
●帯締め・・27本


一般的にはこれだけの数があれば、一生大丈夫だといわれているそうです。

これから揃える方は、この数を目安に上手に増やす。
伝えられたものを整理する方は、この数を目安に思い切って取捨選択をする。
何でも持ちすぎると維持するのが大変ですよね。良いことを教わったと感じましたので記録します。

その他にも、着物に関するエトセトラ、呉服屋さんとのお付き合いの経緯、対談など、面白い内容が多かったですよ。

この本はたまさんに頂きました。ありがとうございました。勉強になりました。



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2006年04月05日

GEISHA

着物をキーワードに持つと、着物を着た職業に自ずと興味が沸きます。着物を常に着る職業といえば、芸者さん。外国の方が芸者さんについて書いた本を見つけました。

geisha.jpg   

日本に留学して日本文化に興味を持ち三味線を趣味としていた著者は、大学院の論文のテーマに「芸者」を選び、花柳界のレポートをしているうちに、京都は先斗町で芸者としてデビューしてしまいます。原文は英語のようですが非常に読みやすかった。

著者の思い入れと客観性のバランスがよく取れていることと、日本語に精通した著者の文体をさらに翻訳者の方が磨き上げたようで、きれいな日本語だった点も心地よかったです。まるで京菓子のような本でしたよ。

二十年ほど前、1985年発行の書籍なので、21世紀に入った現在では芸者さんの状況は変化していると思いますが、そんな世界があるんだという好奇心は満たされます。

アマゾンで検索したら、まだ売っているようなのでご興味がある方は読んでみてください。裏表紙にはこんな抜粋あり。

妙なことに粋ということは、
現代日本社会の中では散在する小集団内に限られている。
今日、粋ということばは耳にすることすらまれである。
世界の青年文化は日本にもあらわれており、
粋とは正反対の、
かわいらしさ、かっこよさがはやっている。
そうした中で粋を求め続けるため、
なおさらのこと、ありきたりな甘さしか味わっていない若い人たちには
凝った存在に見えるにちがいない。
キャヴィアと同様、粋もまた、
すぐにはわからぬ、大人の味である。


この「粋」という言葉にはとても魅かれるものがあります。
「大人の味」 わかりたいような、わかったら怖いような・・・・・。
複雑な気持ちにさせるところが、魅かれるポイントかもしれません。

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2006年03月14日

すこやかさを測るものさし

春が来たと思ったのに、何だか寒いここ2、3日ですね。体調を崩さないように皆さまご自愛のほどを。油断が出来ない季節の変わり目ですが、草花は春の気配を察知しているようで、昨日は庭に芽吹いたフキノトウを天婦羅にして食べました。ほろ苦い、大人の春の味でした。

さて、着物に関する本を見つけると、ついつい購入してしまう今日この頃。素敵な一冊を見つけましたのでご紹介します。

このように、わたしにとってきものは、身と心とのすこやかさを測るものさしなのである。逆にいえば、きものを毎日着ることによって、わたしは身と心との健康を保っているといえる。


『日本の名随筆 別巻58 着物』
鶴見和子編・作品社 1800円

37人の著名な文筆家の方々の
着物に関する随筆が編まれています。
読み応えがあります。

前出の一文は、掲載されているある随筆のワンフレーズです。
どなたが書かれた文章かは読んでみてのお楽しみ。
見つけてくださいね。

着物を着始めてからこの「すこやかさを測るものさし」という表現は本当だとわかりました。身と心が健やかでないと、まずは着付けが上手くいきません。何度もこのブログに記録しているように、身体の調子が整い、心が明るくなるという感覚が多々あります。日常で着物を着たいと思うようになったのは、この着物というものさしに自分を測っていったらあまり強くない私の身体も丈夫になるかもなどと、真剣に考えたからでした。

着物に関するあれこれが、美しい日本語を操る方たちの気さくな文章で読める一冊です。
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2006年03月07日

涙腺ゆるむ。

着物つながりで、時代小説にハマッてしまった。と、以前記事にしました。池波正太郎さん、藤沢周平さん、司馬遼太郎さんとあれこれと読み進んでいます。

江戸人情ものには、どの作品もホロリとさせられるのです。
その中で特に涙腺がゆるむのが、伊藤桂一さんの「花ざかりの渡し場」。

●内容(「BOOK」データベースより)
鬼怒川沿いの大きな宿場町、阿久津。行き交う多くの人々で賑わいを見せているが、何かと事件も多い。川船の仕事一切、宿場の管理も請け負う河岸問屋を舞台に、日々の出来事の中から拾い上げられたホロリとさせられるような人情話が花を咲かせる。若い船頭・喜作と薄幸の娘・ユリとの悲恋を語る「鬼怒の船唄」、その喜作が子持ちの後家と山雀師の縁を結ぶ「鬼怒で鳴く鳥」等連作9話。



機会があれば、是非読んでみてください。おススメです。
江戸時代の設定、現実ではなく小説。
それはわかっていても、日本人っていいなぁと思わせる一冊です。

若い頃は涙を流すことはめったになかった私。ですが、このところ涙がよく出ます。
年をとってきた証拠でしょうか。どうも目の周りの筋肉が衰えてきたようです。
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2006年01月13日

風呂敷の本

本日の神戸新聞朝刊、
15面に面白い記事が掲載されていました。

「ふろしき研究会」代表の森田知都子さんという方が、
おしゃれで実用的な風呂敷の使い方を英語版で作られたそうです。

早速検索してみると、
ブックストアにラインナップされていました。

Gift wrapping with textiles

5年ほど前「ふろしき研究会」さんのリーフレットを
手に入れたことがあり、ただの正方形の布で、
フレキシブルに様々な物体が包めることを知って、
すごい!と興奮したのを覚えています。

それほど、風呂敷に馴染みがありませんでした。

着物を着だしてから風呂敷には、
以前にも増して興味が沸いています。

昔はお祝い返しなどは風呂敷が主流だったようですね。
我が家には風呂敷が桐の箱に熨斗紙つきで、
何枚も残っています。

着物に合わせて、柄や素材、織り方を選ぶようになりました。

英語は合理的に物事の状態をあらわす言語、
だと聞いたことがあるので、
外国の方向けに英語で書かれたこの本からは、
日本人である私も新たな視点が生まれるかもしれない。
などと考えたりします。

手に入れたい本リストにまた一冊本が増えます。

●ふろしき研究会さんのサイトはこちら。
http://homepage2.nifty.com/furoshiki_sg/
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2006年01月05日

時代物小説

着物に興味を持ち始めるてから、
いままで目に入らなかったものを手に取ることがあります。

最近はまりかけているのが、時代物小説。

江戸後期を舞台にした人情物、
どうも体質に合っていることを発見。

制度や階級、貧富・・と格子状に縛りがある中に、
人間が丸い点として甲斐甲斐しく動いて生きているさまが、
読んでいてとても感覚を刺激して面白いんです。

危険だと思っていたのにとうとう一冊、
池波正太郎さんの著作に手を出してしまいました。
面白かった。

完本池波正太郎大成(第7巻)

作中に出てくる登場人物たちが着ているものの記述が多々あります。
まだ読んでいてもわかりません。
小説を入り口にして着物を調べるのも面白そうです。

鬼平犯科帳・・・何十冊もあるんですよねぇ。
ふーっ、やってしまった。

今年は時代物小説を読み漁る一年になりそうです。



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2005年12月16日

着物初心者ご指南本2

今月から毎週水曜日のNHK「趣味悠々」は、
市田ひろみさん着物講座ですね。

ご覧になっていますか?
私は母と二人で毎回楽しみに拝見しています。

今日、テキスト買ってしまいました。
これはお買い得!お奨めします。

読み物として面白かったです。

市田ひろみのはじめてさんの着物塾

私もテレビのお仕事をさせていただく機会があります。
テレビ番組は、短い時間でわかりやすく、
印象に残る構成にしなくてはいけないので、
自ずと奥深い内容を絞りに絞って、抽出する必要があります。

そして、NHKさんは特に公共放送なので、
「どんな人でも理解できるように」が大前提。
これが案外難しいんです。

長くテレビでご活躍していらっしゃるので、
見せ方、説明の仕方が本当にお上手だと思いました。

この本の中のエッセイは、
特に楽しく、心に残るものでした。

着物という文化のアウトラインと心構えがわかり、
その上お値段が安い。

とても得をした気分です。

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2005年10月07日

市田ひろみさんの本

私の着付けは母から教えられた自己流です。
自分で着付けられるようになったのは、
市田ひろみさんのテキストでした。

ひとりでできる!市田ひろみのはじめての着つけ

NHKのおしゃれ工房にゆかたの季節は必ず登場されるので、
ご存知の方も多いと思います。

番組の着付けのVTRをみるたびに、
どうしてこんなに早く
きちんと着付けられるようになるんだろうと、
食い入るようにみていました。

そろそろ母の手を借りずに
一人で着付けて出かけたいと思ったときに、
あの番組の印象が強く、本を購入。

初心者にはオススメします。
着付けの方法はいろいろあります。
最初からきっちり着付けようと思うと長い道のりですが、
市田さんの着付けの特徴は、
なるべく簡単に省略できるところはして、
気さくに着物を楽しむ。
という感じです。

寸法などの数値もcmで解説してくださるので、
クジラ尺よりも取っ付きやすし。

私はここをファーストステップにして、
あとはいろいろな方の着付けの方法の良いところを
組み合わせていこうと考えています。
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2005年10月02日

着物の文様

着物の文様にはとても興味が有ります。
少しづつ知識を増やしていこうと思い、
まず購入してみたのがこの本。

文様の名前で読み解く日本史

文様の本は高価なものが多いです。
図版がたくさん入るので、
自ずと高くなってしまうのは納得できます。
購入のポイントは価格。787円(税込)はお手頃。
そして、大きさ。持ち運びができる本が欲しかったのです。

感想は、読みやすかったですよ。
四季に分けて4章構成で、
代表的な文様とその由緒が書かれていました。
大きく文様の分類がつかめるので、入門書としてはオススメ。
日本史の豆知識も手に入りますし。

知識が増えると、自分の間違いにも気がつきます。
6月22日のログ「朝顔の羽織、リフォーム中」の
朝顔の柄は間違いで、「七宝」という文様でした。

どうも勝手に名前を付けている着物がたくさんありそうです。

文様と名前と歴史と季節。
たくさんの要素をジグソーパズルのように
組み合わせていくのが和の装いなのだなぁ。
と、感じています。


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2005年07月03日

着物初心者ご指南本

先日の骨董市以来、アンティーク着物モードが入りまして、
銀座にあるアンティークモールという場所へ行ってきました。

ビルの1階は西洋アンティーク、2階は着物を中心に和の骨董で、
各階に小さなお店が10軒余り入っています。

それぞれに特徴があるので、アンティーク着物をまとめて見てみたい、という方には良さそうです。銀座1丁目でアクセスも良いですし。

●アンティークモール銀座
〒104-0061 東京都中央区銀座1-13-1 ダヴィンチビル
営業時間 11:00〜19:00
定休日  水曜日

2階には本屋さんがあって着物や骨董の本がおいてあったのですが、その中で目を引いたマガジンがありました。



昨年の9月に発行されたようです。VOL.01の特集は「着物はじめ」。

もう知っているよ〜。
との着物好きの方からの声が聞こえてきそうですが、
着物初心者ご指南マガジンとしては、とても見やすいものでしたので、記録しておきますね。
posted by たん at 22:57| Comment(1) | TrackBack(0) | おススメの本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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